腰痛に悩まされている人は、普段の姿勢や無理ないストレッチを続けることと同じくらい、マットレスにこだわることも大事だということをご存知でしょうか。
寝ている間に腰を痛めてしまい、朝起き上がるのもつらいくらい負担が偏ってしまっているという話もよく耳にします。
いくらマッサージしても慢性的な腰痛が改善しないという場合はマットレスに原因があるかもしれません。
今回は、腰が痛い人へおススメのマットレスについてご紹介致します!
腰痛の原因となるマットレスはどんなもの?
まずは、腰痛の原因とまるマットレスのタイプについて見ていきましょう。
自宅にあるマットレスをチェックし、もし当てはまる場合はマットレスが腰痛の原因になっていることを疑ってみていいかもしれません。
柔らかすぎるマットレス
慢性的な腰痛の場合、原因となるのは骨盤や背骨にかかる負担や歪みにあります。
また、体の前後左右にかかる重みが均等でない場合にも腰へ負担がかかりやすく、痛めてしまいがちだとも言われています。
マットレスを選ぶ場合、まずは柔らかすぎないかという点に注目してみましょう。
柔らかすぎる場合、最も体重がかかりやすい腰を中心として「くの字」に体が沈み込んでしまいます。
寝返りをした時にもかなり力を必要とするため背骨への負担がかかりやすく、腰を痛めてしまう原因となるでしょう。
長年の使用によりへたりが見られるマットレス
へたってきてしまっているマットレスにも注意が必要です。
どんなマットレスを使用しても腰の部分には一番負担がかかりやすいものですが、へたったマットレスを使用している場合、腰の乗る部分が特に凹んでしまっているということが考えられます。
使い続けていると背骨から骨盤にかけての部分が極端に沈みこんでしまい、快適な寝姿勢をキープできなくなってしまいます。
ポリエステル系、ポリエチレン系、木綿などは3~4年の使用でへたってしまうこともあります。
密度のないウレタン素材なども耐久力に欠ける場合がありますので、へたりやすい素材のマットレスを使用している場合は定期的なチェックを欠かさないようにしておきましょう。
腰に優しいマットレスとはどんなもの?おススメのタイプを紹介します!
では、実際に腰に優しいマットレスのタイプついて見ていきましょう。
高反発素材のマットレス
ズバリ、腰に優しいマットレスは高反発素材のマットレスです!
寝転がった時に体にかかる圧力を分散させる、「体圧分散」に特化して作られているものであれば尚更おススメです。
高反発マットレスであれば、寝返りの時に力を込めてもしっかりと押し返してくれるため体が沈み込みにくく、無理な力もかかりません。
寝ている時にも、腰、頭、お尻、足の末端などバランスよく負担を分散してくれるので、体の1ヶ所だけが痛くなるということも起きにくいのです。
ニュートン数80~110程度の硬さがあるマットレス
また、マットレスの硬さに注目してみるのもいいでしょう。
マットレスの硬さは「ニュートン」という単位で表されていて、110ニュートンを超えるようであれば硬め、75ニュートンを切るようであれば柔らかめ、と言われています。
柔らかいマットレスが向いていないからといって極端に硬いものを選んでしまうと、逆に腰やお尻が浮いてしまって反るような姿勢になりやすく、却って腰痛を悪化させる事態にもなりかねません。
素材だけではなく、硬さにもこだわってマットレス選びをしていきましょう。
人は1日の3分の1を布団の上で過ごします!就寝環境を整えることは腰痛ケアの第一歩です。
腰を痛めてしまうと、まず対策として思いつくのはマッサージや整体への通院、健康器具による痛みの緩和であることがほとんどではないでしょうか。
実際にマッサージを行ったり健康器具を使用したりすることで一時的に腰痛は緩和できますし、整体に通って骨や筋肉の歪みを治していくという手段も有効です。
しかし、1日の3分の1程度を布団の上で過ごす以上、マットレスが体に合っていない場合はマッサージなどの効果を半減させてしまう可能性も出てきます。
快適な就寝環境を整えることができれば、腰痛ケアになるだけではなく疲労回復や健康状態の維持の効果も期待できるでしょう。
マットレスの硬さや素材にこだわり、一度寝具を見直してみるのもいいかもしれませんね。
私が背中の痛みや腰痛で悩んでいた時に実際に高反発マットレスを使用した体験談を紹介しておきます。