シーツと異なり、マットレスの中には丸洗いできないものも多いものです。
しかし、そのまま使用し続けるとやがて臭いの原因になってしまうことをご存知でしたか?
久しぶりに掃除をしようと持ち上げた時に、ツンとする臭いが漂ってくると、普段その上で毎日寝ていただけにショックが大きいものです。
今回は、マットレスに発生する臭いの原因や、予防法・対処法についてご紹介していきます。
マットレスが臭う原因はどこにある?臭いの原因菌について解説!
まずは、マットレスが臭う原因について理解しておきましょう。
マットレスに臭いが発生してしまう原因の多くは、こもりきった湿気にあります。
寝具は睡眠中に使うという特性上、マットレスに限らずどうしても温かい湿気がこもりやすいものです。
敷布団と異なり毎日押し入れへの上げ下ろしも行わないため一度こもった湿気が逃げにくく、寝汗や熱をためこみやすいと言えるでしょう。
そうした湿気が原因となり臭いがこもったり、カビ・ダニによって臭ってきたりする場合もあります。
また、マットレスに化学繊維を使用しているタイプの場合、特に臭いが発生しやすくなります。
特に「アミン」という原料を多く使用するウレタン素材の場合、メンテナンスの有無に関わらず、購入時から化学繊維特有の臭いがついていることもあるでしょう。
どうすればマットレスの臭いは取れる?予防法と一緒に紹介します!
では実際に、マットレスの臭いを取るための方法や予防法について確認していきましょう。
・部屋の換気を行う
基本中の基本として、部屋全体の換気を頻繁に行うようにするのがよいでしょう。
マットレスだけではなく寝具全体の湿気を飛ばすことができる他、空気を新しく入れ替えるという意味でも効果的です。
・定期的にマットレスを立てかける
敷きっぱなしにせず、定期的に壁などにマットレスを立てかけておくようにしましょう。
マットレスの底の方まで空気を通すことにより、よりマットレスの湿気を飛ばすことができます。
定期的に行うことで、マットレスに染みつきそうになっていた臭いまでなくしていくことができる他、カビやダニの予防としても効果的です。
・消臭スプレーを使う
布に使用できる市販の消臭・防臭スプレーを使用するのもいいでしょう。
濡れるくらい使用することは控え、あくまでも控えめにスプレーするのがポイントです。
あまりかけすぎてしまうと乾きにくくなってしまい、却って湿っぽくなってしまう可能性も出てくるので注意が必要です。
・マットレスに掃除機をかける
マットレスに掃除機をかけることによって、表面にたまりがちなゴミやダニを取っていくことができます。
パッと見ても分かりにくいですが、意外と寝具表面には髪の毛やフケなど細かいゴミが多いもの。
これらを定期的に取っていくことにより、臭いの発生しにくいマットレスにすることができます。
・布団乾燥機を使う
布団乾燥機を使用して湿気を飛ばすのもおススメです。
天候を選ばず利用できる他、マットレスを陰干しするためにいちいち持ち上げる必要もないため、マットレスのケアを面倒に感じる人や力に自信のない人でもやりやすい方法だと言えるでしょう。
ただし、素材によってはあまり高熱に向いていないものもあります。
洗濯表示を確認した上で、布団乾燥機を使用する時間を調整するなどして使用しましょう。
・枕元やマットレス下に消臭剤を使う
枕元やマットレスの下に消臭剤を置くことにより、発生した臭いに気づきにくくなります。
ただし、すのこタイプのベッドフレームを使用している場合など、マットレスの下にスペースがある場合にのみ使える手段です。
また、本質的な改善にはならないことが多いので、あくまでも普段のマットレスケアと併せて補助的に行う対策だと思っておくとよいでしょう。
・クリーニングに出す
自宅では洗いづらいマットレスでも、クリーニング専門の業者であれば取り扱ってくれる場合もあります。
汚れやシミも一緒に改善したいという場合には、費用がかかりますが依頼してしまうのも1つの手でしょう。
マットレスの臭いは普段のお手入れで十分防げます!正しいケアで快適に過ごしましょう。
意外とマットレスの臭いには気がつきにくく、たまの掃除の際に気になった時には既に取りづらいくらい臭いが発生していしまっていた、ということも多いものです。
なるべく日頃からこまめに湿気取りを行うことで、臭いだけではなくカビやダニの防止もしていくのが理想的だと言えるでしょう。
清潔で快適な睡眠環境を維持し、お布団が日々の疲れを取るための場所になるよう努めていきたいものですね。
私が背中の痛みや腰痛で悩んでいた時に実際に高反発マットレスを使用した体験談を紹介しておきます。